筋肉はゴリラ!

ヤッターマン」をアニメでもやるんですね。実写だけだと思ってたよ。
実写版の公式サイトは、公開が再来年だからタイトルだけでなにもない。
どういう風に作るのか分からないし、原作のことも確認してみたら意外と覚えてなかった。
それでも監督に三池崇史っていう人選は違うんじゃねえの?って気がする。オレは三池監督のファンなのに。
アニメや漫画といった方面をやるなら、「ヤッターマン」とかでなく、他にあるんじゃない。
バイオレンスジャック」ですよ。「漂流街」を観てからズーッと三池崇史に撮って欲しいなって思ってたんです。
三池崇史のやってきたことって、ジャックみたいなことばっかじゃないですか。
この間の「スキヤキ・ウエスタン」だって、あそこに早乙女門土やズバ蛮が出てきても違和感ないじゃん。
「漂流街」「D.O.A」とかは、地獄地震後の関東を強引に現代の日本だと言い張ってるようなもんでしょ。


ジャックを映画にするとなれば、普通、選らばれるのは関東地獄街編や黄金都市編になると思うんです。
だって、いきなり関東鬼相撲編はやらんでしょ。今ならタイムリーだけど。
それに骨法編もない。今、骨法と言われて「うむ」となる人間はあまりに限られている。
そんな状況で、鉄(くろがね)の城編はといえば、これは絶望的じゃないですか。
永井豪自身が「あれは冗談でやったから映像化はいいです」と言ってるくらいの話だし。
でも、三池監督ならやりかねないじゃないですか。それ単独ではないにしても。
オレは実写でみたいんですよ。マジンガーZみたいな人を。
あの話が、どれだけ人を絶句させるモノかってのはイチイチ言いません。有名だし。
なにかの拍子でここを読んでる人のうち、鉄の城編を未読な人は検索してみれば山ほどヒットするはずです。
そして実際に読んでみて欲しい。4ページ以内に唖然とするから。「マジンガーZ」を知らないとそうでもないけど。
少し言うと、マジンガーZみたいな人が、アフロダイAやビューナスAみたいな人達と一緒に、機械獣や戦闘獣みたいな人達で空手で勝負する話です。
ゴーゴン大公やブロッケン伯爵みたいな人も出るよ。おまけにピグマン子爵みたいな人も。
ただ、ここで扱われるのは、実は空手ではなく唐手でもなく、カラテなんですけどね。


ここまでで思ったけど、それなら「地上最強の男 竜」をやればイイんじゃねえか。三池監督ならできる。
というわけで、三池監督はタツノコじゃなくて、今すぐダイナミック・プロと結託すべきですよ。
そしたら石川賢の「爆末伝」とかもいける。ああ、夢が広がる。というわけで今から出勤してきます。