トオルネッサンス

天地人』のキャストが発表されとりますよね。
原作を読んでないため分からん部分もあるけど、まあそんなもんだろうなという内容でしたよ。
まだ発表されていないキャストに前田慶次郎がおります。
慶次郎は有名ではあるけど、重要人物ではないため登場しない可能性もあるけど、昨今の状況考えると出るでしょ。
となれば、ここは竹内力でいってもらいたい。
リキ兄いってのは突飛な話じゃないはずですよ。たぶん納得する人も多いと思うんですよ。
演技スタイルはもちろんカオルちゃん


それ以上に気になるのが、豊臣秀頼役を誰が演じるのかってことです。
安土桃山から江戸にかけての時代を題材にしたものを観る時、いつも気になるのが秀頼なんですよ。
秀頼というと、なんとなくナヨナヨしたボンボンってイメージあるじゃないですか。
『茶々/天涯の貴妃』でもそんな感じでしたね。まあ、それ以前にほとんど画面に映らなかったけど。
このナヨナヨしたというイメージを、オレも持っておりました。
そんな状態の時、現れたのが大河ドラマの『春日局』。これは衝撃だった。
ここで秀頼を演じたのは、渡辺徹。まだみっちりと太っていた頃の、あの渡部徹ですよ。
渡辺徹の初登場は二条城での会見の場面だったんですよ。
サプライズ的な演出になっていて、気を持たせたところにドカーンと現れるって場面だったんです。
そこに徹ですよ。しかもキンキラ衣装にチョンマゲ。おまけに「ワハハハハ!」と高笑いですよ。
当時は爆笑しましたね。今のオレなら「いったい何が...」と絶句してたと思う。
ルネッサンスでしたね。以来、秀頼役のことが気になって仕方ないんですよ。
その後にに知ったことなんですが、秀頼って残っている史料だけで判断すると、身長2m、体重150kgだったらしい。
これは現代でもスゴイ数値ですが、まだ平均身長が150cm程度だったあの時代では仰天のシロモノでしょう。
それを考えると、渡辺徹というのは決して間違いではなかったんですね。体重だけでなく、身長も高い方だし。


じゃあ、渡辺徹を経た現在、秀頼を演じるにふさわしいの誰か?生半可なことでは納得できない。
そこでオレが考えるベストキャストは、チェ・ホンマン
いや、待ってちょうだい。オレの話も聞いてくれ。
まず問題になるのが台詞ですが、これは余裕で解決。吹替えを使えばイイ。演じるの郷里大輔。当然ですよ。
で、韓国人がよりにもよって秀吉の息子なんて引き受けるワケねえだろ!という問題ですが、これはやりかた次第ですよ。
ほら、秀頼って見方によっては、秀吉のツケを払わせられた被害者じゃないですか。
だから台詞で言わせりゃイイんですよ。
「唐入り(文禄の役)ってアホか!そもそもホントの狙いは明って時点で頭おかしいだろ!」
「挙句に諸大名の気持ちは離れていって、家臣団は分裂!オレにどうしろってんだよ!」
「おかげでオレもカーちゃんもヤクザに取り立てされてるような毎日だよ!」
「オレ、本当はダンサーになりたかったんだ...」
といった感じで親父批判、特に朝鮮出兵批判を重点的にやらせればイイんですよ。それならホンマンの面目も立つでしょ。
こういう、プロレス的なスリルを企画に盛り込むってのは、興行って面から考えるとおかしなことじゃないと思いますよ。
それにチェ・ホンマンフカキョンが親子を真顔で演じるってだけで、どうかしててイイじゃないですか。
そんなことを繰り返すうちに、10年後くらいに「今度の大河は『魔風海峡』です!」となったらイイじゃないですか。