A子発ビョーク経由しのぶ行き

『エンジェルウォーズ』を観たんです。
邦題がつかず、原題の『サッカー・パンチ』と呼ばれていた頃、オレは思った。
セーラー服(当然エロアレンジ)ガールが銃と刀でドンジャラホイ。敵はロボ侍にサイボーグナチスときたもんだ。
これは『プロジェクトA子』なのか?と。

プロジェクトA子 DVD完全BOX

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またウサちゃんマークのパワードスーツを見た時も思った。
映画秘宝でヨシキ所長も言ってたが、これ『S.F.3.D』のS.A.F.Sそのままじゃないかと。
WAVE マシーネンクリーガー S.A.F.S 1/20スケールプラモデル

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20〜30年前にオタク界隈で流行ったもの(今もあるけど)が、そのまんまの形で噴出している。
キル・ビル』みたいなもんではあるが、気まずさ・恥ずかしさは100万倍。
こりゃなんだ?しかも監督・脚本はザック・スナイダーだって?
あの人『300』とかでコワモテぶってたけど、ホントはアダム・ウォーレン版『ダーティペア』を熟読してたクチか?
ワケが分からない、つまり面白そうということです。期待しておりました。


観てみると、たしかにそういった風味ですが、実は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でした。
『ダンサー…』と違うのは、そのこころが「試合に負けて勝負に勝つ」だったところ。
事前にあった脳(能ではなく)天気な雰囲気から大きく外れた内容で、そこは賛否両論ですね。
正直言うとオレもジェノサイド・ガールズによる、キュートなローカロリー幻魔大戦が良かったなとは思う。
でも納得はしました。こういう展開ならそうなるかと。
あとこの映画は一種の女囚映画でもあるので、そういう味わいも楽しめます。
特にマゾヒスト諸兄にはドラゴン城の場面がお勧め。
ドラゴンが喉を捌かれ中から石を引きずり出される場面があるんですが、あれ明らかにチンコを引き裂き睾丸を抜きとるって場面だから。


内容には関係ないんですが、最近映画を観てると、出演者が日本に誰かに似てると思うことがよくあるんです。
例えば『エクスペンタブルズ』。あれにスタローンに協力する独裁者の娘がいたじゃないですか。
最初はこの人パム・グリアに似てるなとか思ってたんですが、だんだん真矢みきに見えてきた。
しかもミッキー・ロークがガッツのある女だとか言ってたじゃないですか。
真矢みきと言えば「私は」「全力」「いつだって!」のタグは張り付いてる人じゃないですか。余計にかぶる。
これと同じことが今回も起きました。
まず主役のベイビードールことエミリー・ブラウニング
メイクの所為なんですが、時々けっこうな塩梅で泉ピン子に見えるんですよ。ベイビーでドールなあの娘がピン子ちゃんってのはいかがなものか。この件に関しては積極的に異議をとなえたい。
次がメインで、ロケット役のジェナ・マローン。オレのお気に入りでございます。
この人、角度や表情にもよるんですが、どうしたことか寺島しのぶに見えるんですよ。
これは同意してもらえないかもしれない。その時は、これは私だけの十字架となるのです。
となると、条件さえ整えばオレは寺島しのぶで興奮するということか。そんなバカな。でも事実だ。
ここで思い出すのは2年前のこと。
『茶々/天涯の貴妃』を観る前に寺島しのぶに恋するかもと言っていたんですね。
http://d.hatena.ne.jp/nikuzombie/20080120
ああ、これが2年越しのサッカー・パンチ(不意打ち)。寺島しのぶがキーだった。