パイプレンチの時代、そして鈍器の時代

今年は楽しみな映画がたくさんあるんですが、その中でも特別待ち遠しいのが『スーパー!』。

タクシードライバー』をヒーローコミックで煮込んだ、その時点で面白そうなんですが、注目すべきは主人公クリムゾンボルトがふるう武器。
パイプレンチだよ。ああ、ついにパイプレンチがメインウェポンに!

リジッド アルミストレートパイプレンチ300mm 812

リジッド アルミストレートパイプレンチ300mm 812

悪魔のいけにえ』のラスト、トラック野朗がレザーフェイスにパイプレンチを投げつける場面。あれからだったね、オレのパイレン愛が始まったのは。
そして就職し、実際にパイプレンチを手に取り、期待を裏切らぬ重さと凶悪さに唸った。
「男の武器はこれ一本…」そんなことを何度も思った。
チェーンソーやバール、鎖鎌に吹き矢、そして空飛ぶギロチンにも魅了されて続けてはいますが、まあそれは別腹ですよ。
『スーパー!』の監督・脚本はジェームズ・ガン。分かってる人だとは思ってたけど、ここまでとは。ああ待ち遠しい。


しかし、ここ数年の世の流れを見ると、明らかに鈍器がきてますよ。
鈍器ブーム。この言葉は気のせいじゃないし、オレが狂ってるワケでもない。
その最たるものが、もうすぐ公開の『マイティ・ソー』。
あれってヒゲマッチョがウガー!と叫んだら、空の彼方からハンマーが飛んでくるって話なんでしょ。
何年か前にも丸太を鈍器と言い張る人も現れた。丸太は武器じゃなくて建材では?と言っても「これが一番イイ」と聞く耳もたず。御意見無用。
これはもうブームですよ。桂三枝が『新婚さんいらっしゃい!』で「やっぱ若い人は鈍器の方がよろしいか。今はそうやろなあ」とか言うのも時間の問題ですよ。


パイレンにハンマー。今年は豊潤だね。もうこのまま進んで棍棒ブーム到来とかにならんかな。アムラーとか森ガールとか歴女とか、そういうレベルで棍棒ブーム。コンボリーナとかコンボージョとか呼ばれるの。

さあ、仕事いくか。