イタメシとネコメシ

ちょっと前に、坂東眞砂子が「子猫を投げっぱなしジャーマンでフェイタリティー!」てのが話題になりましたよね。
もう終わった事かと思いきや、今でもグチャグチャと話が継続してるらしい。
これに対し世間は基本的に非難轟々。
その一方で作家なんだから既存の価値観を...てな感じで、やや消極的ながらも擁護する人もいますね。
オレがどう思ったのかというと、「なんてどうでもイイ話なんだ...」です。
どうでもイイってのは事の内容の話ではなく、この話は聞いた瞬間にオレの中でオチがついたからなんです。
坂東眞砂子の言い分には書生臭い物言いだなとしか思わないし、オレに被害があるわけでもないし。
ただ、やりっ放しはダメよナ!もったいない!ワンガリ・マータイさんに怒られるよ!
坂東眞砂子に足りなかったのは猫肉ウマ〜イ!の一言。
これさえあれば、彼女のやってることは虐待ではなく畜産と呼ばれたんです。
これはルッジェロ・デオダート を知る人間なら誰でも思うことですよ。
何かの拍子でココを見た「デオダートって何?」という人の為に言っておきますと、この人は食人映画の金字塔「食人族」の監督。
それが何故今回の話に繋がるとかというと、「食人族」に生きたカメを解体、甲羅をエイヤっと剥がしたりする場面があって、そこが動物虐待だ!と非難されたんですね。
それにデオダートは「たしかに殺したけど、後でカメ鍋にして食べたんだよ。それに現地では普通にカメを食べるし」と反論。
メシの準備してるところを写しただけなんだから、虐待とか言われても困るってことです。
このデオダート流作法が坂東眞砂子には欠けていたんですよ。


しかし、ここでチョット思うのが、猫肉ってホントに美味いのか?ってこと。
実際に食べた人の意見を聞くべきでしょう。そこでこの本です。

「ゲテ食」大全 (DATAHOUSE BOOK)

「ゲテ食」大全 (DATAHOUSE BOOK)

これによれば、ウシやブタなんどの他の肉を同じように美味しくいただけます
ただ、寄生虫や病原菌の問題があることと、、販売ルートもなく捕獲も難しいので調達が大変であること、なにより肉が少なく、ウシやブタに比べ食べられる部分があまりに少ないので、食材として優れているとは言い難いそうです。
やはり実践した人の言うことには説得力ありますよ。
ついでに言っておくと、この本はズバリ名著です。初版から10年経ってるのに版が生きてるのには理由があるってことですね。


猫は食える!だから無駄にするな!殺したらチャンと食べろよ勿体ない!食べられないなら殺すな!