よくぞ見破ったな、タケちゃんマン!

「X−メン ファイナル・ディシジョン」を観にいったら「ブラック・ダリア」の予告やってました。
「私女優になりたいの」と言うブラック・ダリアことエリザベスを観ているうちに、ある感覚がしてきたんです。
この妙な感覚はいったいなんだろう?意識を集中しスクリーンを見つめてみる。
すると、ブラック・ダリアブラックデビルに見えてきた。
ブラックダリア ブラックブラックダリア あ〜らわれた〜
ブラックダリア ブラックブラックダリア 悪魔の子〜
憎いやつだぜイジメっ子〜 だけど好きだよ、まあってたよ〜
ブラアックダリア〜だぁぞ〜
ブラック・ダリアブラックデビル...見事な攻撃だ!
これを思えば、よりにもよってヒラリー・スワンクという事態も、なんとなく納得できる。
一緒にいた友人にそのことを言うと「無理しなくていいんだよ」と返事が。
...まあいい。いずれ皆も分かってくれる。なぜなら、これは真実だから。


で、肝心のX−メンはというと、イロイロあったけどチャンと形にしましたよ!という映画でした。
なのでこっちも「良かったねえ」と言うのみです。
ミュータントを人間に「治療」する新薬が出てくるけど、これの扱いがヒドイ。
あれってミュータント社会をひっくり返す大問題でしょ。あれだけで2時間は消費するネタですよ。
それを形だけ触れてオシマイ!ってんだから、いっそ出さなきゃ良かったのに。他にやることは沢山あったんだから。
潔く超人オリンピックにして、それぞれにもっと見せ場あげれば良かったんですよ。
分身マンとか、切っても切っても生えるマンなんかは、もっと使いようがあったんじゃなろうか。
あと、ジャガーノートは絶対に巨大化すると思ってたんだけどなあ。で、とりあえず岩を蹴飛ばす。
文句ばっかだけど、いい所もありましたよ。それはファムケ・ヤンセンが本領発揮したこと。
ウルヴァリンの目線が、ついついファムケの胸元にいっちゃう場面。
あの場面、男性観客とウルヴァリンの心が、スクリーンを越えて1つになった瞬間でしたね。
「仕方ない!それは仕方ない!」と。