ニイニイハウアウアー(ヴォー)

注文してた「パプリカ」のサントラが届いたんです。

パプリカ オリジナルサウンドトラック

パプリカ オリジナルサウンドトラック

映画のラストに流れた主題歌を気に入ったんで、調べたらスコアを担当した平沢進の公式サイト見つけたんです。
公式サイト
オレは全く知らなかったんですが、平沢進ってかなり有名な人なんですね。テクノ方面はまるで無知なんですよ。
サイトを見てたら、お目当ての曲「白虎野の娘」を無料配信とあるじゃない。
http://teslakite.com/freemp3s/paprika/
この曲ってメインディッシュじゃん。それ出しちゃうのか。
アンタ男前じゃのう。その意気買うた!つうワケで購入したんです。
さて、聴いてみると気分が高揚してきますな。映画観てた時よりも


映画の方は昨年末に観てたんですが、これが微妙だったんですよ。
面白いことは面白かったよ。よくできてると思う。料金分は楽しんだんです。
でも満腹にゃならんかった。ココにある「秀才の模範解答」に同感ですよ。
メインとなる夢の世界の描写が、同じようなものばっかだし、変ではあるが奇妙奇天烈摩訶不思議ではないんです。
それは意図的なものだよと言われるかな?たしかにそうかも知れない。
同じようなシーンばかりなのは、作中の夢の世界ってのが、ある個人の夢が土台となってるものだから。
そこに複数の意識が紛れ込んだり飲み込まれたりで出来上がったものなんだから、似たようなものになるよ。
異常さが程々なのも、夢って意外にベタなもんでしょ?
変なものと感じるけど、それは組み合わせの問題で、所詮は当人の頭の中にある日常的なものしか出てこない。
映画とかで描かれるの夢ってのは、作家の創作の結果であって実際の夢とは別もん。
それに悪夢の世界を視覚化すると、それは安っぽいもので、だからこそ怖いってのも定番でしょうが。
そこら辺を踏まえたのが、この「パプリカ」なんだよキミィ。
...てなこと言われたら、それはそれで分かるんですよ。
でも、この映画って夢の世界を見せるのがメインでしょ。ケレン味最優先で。だからこそアニメでやる意義があると思う。
ストーリーなんて便宜上あるだけじゃない。それは原作と比べると良く分かるんですよ。
原作にあったイロイロな要素を削いで、話の筋に最低限必要なものだけ残した。結果、上映時間は90分。
これは話より絵を優先したってことでしょ。なら、妙なところで律儀になっても仕方ないじゃん。
オオッと思うところもあったし、絵柄も好みなんで支持したいんだけど、どうも煮えきらんのですよ。
これに石川賢とスポンジ・ボブが注入されていればなあ、観賞後にそう思いました。