ウルトラ三池

観ましたよ、三池ウルトラマン。「第3惑星の奇跡」を。
実は「ウルトラマンマックス」を観るのは初めて。それどころか「ウルトラマン80」以来のウルトラ鑑賞だったりします。
あ、でもこの間ハヌマーンチャイヨーが出る奴観たか。まあ、TVシリーズは久しぶりということです。


三池崇史といえば、バイオレンス&アバンギャルドの人。これが一般のイメージだと思うのです。
たしかに履歴を見れば「DEAD OR ALIVE」シリーズ(だからゲームじゃないってば)とか「IZO」とか「殺し屋イチ」ですからね。
現在、三池作品で最も有名であろう「妖怪大戦争」だって、ムチャな部分はホントにムチャですから。
今回の脚本を担当したNAKA雅MURAもムチャな人というイメージがあるかも。


しかし、蓋を開けてみればファンタジックな優しい味わいの作品だったのです。前半はハードだけど。
意外だ...とは全く思わなかったですね。この2人、実は下町人情派でもあるからです。
それは、やはり2人が組んだコレによく出ております。

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コレたしかにメチャクチャではあるんですよ。竹内力哀川翔が、よりにもよって天使だったりするし。
でも、リキ&ショーが友人夫婦と旧交を温めたり、孤児院で子供達のために頑張ったりする場面が話の半分を占めてたりするんですよ。
またNAKA雅MURAが脚本を務めている「カオルちゃん最強伝説」だって、オチは人情モノですからね。
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これらと「妖怪大戦争」を踏まえると、あのオチも不思議ではないのです。
まあ、キーとなるのが「少年」ではなく「少女」なのが意外といえば意外ですが。


次回の三池作品は「爆笑もの」とのこと。
聞く限りでは、新マンのヤメタランスの回みたいですね。楽しみだなあ。