いまひとつ

世間では絶賛されているけど、個人的にはさほど...ってものは誰にでもある。
さっきまでそんな話をしていたのです。
会話に参加していたうちの一人が「世間ではホンダのステップワゴンって絶賛されてるけど、そんなに良い車か?」なんてこと言いました。
いや、売れちゃいるんだろうが絶賛してる奴はいないだろう!と、自分含む他の全員に突っ込まれていました。総括リンチですよ。
ステップワゴンはどうでもイイのです。
その場では言わなかったけど、自分にも個人的にはあんまりってものはあります。
そういうものについて書きます。ヒマだからな!


クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!おとな帝国の逆襲」
これはもう傑作というより、至宝扱いでしょう。映画史に残りますね。カルト作品として後の世まで語り継がれること間違いなし。
面白いとは思ったのです。いい映画だなあと。でも、ピンとこない部分が多かった。
理由はハッキリしていて、これで「懐かしい」とされているものが、自分にとっては関係ないものだったのです。
過去というより、歴史上のなにかでした。「懐かしいなあ、坂上田村麻呂」と言われても困るって感覚。
73年生まれの自分がガキの頃、すでにイエスタディ・ワンスモアが提示するものは、ほぼ無くなっていたのですね。
代わりに、まず家の中ではガンプラゲームウォッチがありました。もう少し後にキンケシがあったな。
外ではスケボーやローラースケートがありましたし、サッカーボールの安定供給も実現しておりました。
ド田舎の山口県ですらそうだったので、都会ではもっとその傾向が強かったのでは。
あと、劇中TVでプロレス観戦をする場面があったのですが、アレはおそらく力道山の試合ですよね。しかし、自分の同世代のヒーローはタイガーマスクなのです。
このように根底の部分でズレがあったため、ハートに火が着かなかったんでしょう。この映画を根こそぎ味わえるのは、今40代の人達なんでしょな。


スパイダーマン2」
これもよくできてる、とは思ったのです。でも最後まで脳みそが沸騰することはなかった。
もう1度観たい!とは今現在まで1回も思ったことがないのです。
理由はヒロインがキルステン・ダンストだからではないです。いや、それもあるかも知れないけど。


ゴジラ(54年度版)」
自分がゴジラシリーズを意識的に観始めた時、この作品はもう神話扱いでした。もはや評するという行為自体が不遜であるかのような。
実際観てみると、つまらなくはないけど、こんなモンか?ってのが正直な感想。
有名な実況中継のシーンなんかは好きだけど。
これは「ゴジラ」に限らず有名な作品では必ず起こることなんでしょうが、事前にあまりに騒がれている状態を見てしまうとと、良くも悪くもかまえちゃうんですね。
あと、ストーリーと見所の全てを知ってからの鑑賞であったのも原因か。


他にもあるけど、ちょうど集中力が途切れてきたので終わります。
我が集中力は大変弱いのです。普通の人の集中力の持続時間をフランケンシュタインの怪物とするなら、こちとらリトル・フランキーサイズですからのう。