こんどはガッカリ編

昨日オレベストを書いたので、今度はオレワースト。ネタは映画だけなんすけどね。
ワーストと言うのは大袈裟かも知れない。そこそこ楽しんだものもある。
けど、以下は程度の差はあっても期待していたものばかりであります。
期待していたからこそ、この程度ではガッカリしたのです。
ではイキマショウ。

夢枕獏の世界だ、そう考えれば傑作かもと思ったけど、やっぱイマイチですわ。
事前はおろそろしく獰猛な映画を期待していたのです。
オリジナル版は獰猛ゆえに悲しい味わいがあったし、事前情報は「恐竜が出る!」とか、それを期待させる情報ばっかだっだ。
しかし、実際にスクリーンに映ったのは生真面目なオタクが作った優等生なシロモノ。
気の利いた小技は沢山あれど、一撃必殺の鉄拳パンチは味わえなかった。
縫い針を1000本束ねても、青竜刀の代わりにはならないといった感じ。
原典への愛情と作り手のプライドは感じるだけに残念でした。

これには「キングコング」と逆の感想を持ったのです。
カンフー映画の闘いって小技の積み重ねであります。銃や刀での闘いと違って、一発で決まることはない。
ジャッキー・チェンジェット・リーはもちろんのこと、ブルース・リーですらボスクラスの相手には様々な技を披露した上で勝つんです。
それを踏まえると、この映画は途中までは最高なんですよ。
しかし、ラストバトルがピューン、ピョーンといった直線的かつ、アニメ的な大袈裟な動きばかり。
つまり大味だったんですよ。細かさを期待していたのに。
ラストがつまらなかったので、映画自体もイマイチに感じましたね。期待してたのに。

これはさほど期待してなかったけど、自分の周りでは評判は良かったので観ました。
この内容なら、ニュータイプ少女(綾波レイ仕様)はカットしても良かったのでは。
もしくはツマブキクンとニュータイプ少女に焦点を絞るとか。
群像劇というより、単に散漫な感じでしたね。だからどうしたって感じしか受けなかった。

これはホンキでガッカリした。なんだよバカ野朗!
オレは「ブレイド2」で大興奮したクチです。もう血液全てが鼻血で出るくらい。
相手がブレイドならば、カマ掘られてもそれは本望!とまで思ったのです。
そんなところに3作目制作の知らせが来たときには、もう三つ指ついて待ってましたね。
ブレイドの兄貴が帰ってくる!しかも今度は舎弟つきだって?兄貴から叔父貴に昇格だ!
今回はポリにパクられたりすんだって?ならば出所祝いだ!絶対観るぜ!
でも、前評判は芳しくない。なーんか嫌な話ばかり聞くのです。かなりショッパイ結果となっているとか。
そんなはずあるか!ヴァンパイヤ相手にブレーン・バスターかましブレイドの兄貴だぞ!ショッパイなんてあるものか!オレは兄貴を信じる!
しかし、前評判は正しかったことを思い知らされたのです。
なにこの地味な展開は...なにこのメリハリのないアクションは...なんだこの華のないラスボスは...
あとさー兄貴はコワモテなんだから、子供と絡んじゃダメだろ!みんなそれでダメになっていくんだ!
スネーク・プリスケンを見ろ!子供どころか、女とすらロクに絡まん!それに引き換え兄貴ったら...
劇場をあとにする時の虚脱感ったらなかったですね。
後に、本作の内容に不満だったウェズリー・スナイプスが制作陣を訴えたと聞き、さらに後味悪い思いをしたもんです。



しかしまあ、やっぱ文句の方が饒舌になるな。