邪教の館

ロード・オブ・ウォー」評判イイですね。
いつも見てるところの人は皆誉めてます。期待できそうだ。
ミュンヘン」も控えてますし、こちらで上映されるかは分からんけど「ホテル・ルワンダ」もある。
この冬は実際に起こったことを題材にした作品が盛り上がっております。
これらは海外の作品。では我が日本は?「男たちの大和」がありますね。


男たちの大和」か。
GOGO春樹の人間として観に行って当然なんですが、チョット躊躇するのです。
まず、この映画は自分にとってある種の出オチなんですよ。
この時期に、あの角川春樹が、戦争を題材しに、予想(期待)通りの言動をとり、そしてホントに公開された。
この事実が面白いのであって、映画そのものはどうでもイイっちゃどうでもイイんです。
角川春樹ってザ・プロデューサー(山師)じゃないですか。しかも神懸り
本人のキャラが強烈すぎて、まわりが霞んじゃう。どうやっても吉田豪的価値の方が勝ってしまうんですよ。
送り出された作品を観ていない現時点で、すでに満腹だってのがあります。
次、これぞ躊躇する最大のポイント。それは長渕剛の歌


長渕ですよ。ナガブチ。嫌いってんじゃないです。それとは別の言葉にし難い感情です。
もうとにかく勘弁してくれ。アルバム1枚聴いたら確実に胃潰瘍になる。そんな感じです。
ちなみに高校の先輩に長渕剛のファンの人がいまして、その人の家に遊びに行ったら、CDラックが長渕剛ユーロビートでギッシリという強烈な、そしてなんとなく筋が通った布陣でビビッたことがあります。
現在、長渕剛角川春樹兄弟仁義状態とのこと。剛は春樹をアニキと呼んでいるそうで。
「火に油を注ぐ」「地獄のコンビネーション」という言葉が思い浮かびます。
クスリ云々は別ににしても、なんか納得してしまう濃密な悪魔合体です。


自分はイカモノ喰いを自認しておりました。大抵のものは平気だと。
しかし、いざこういった特濃ヘル・ミッショネルズを前にしたら躊躇してしまう。
なんだ、オレって思ってた程じゃない。思い上がりだった。実は食が細いのねと思い至ったのです。