いつでもどこでも
角川春樹のインビューを読んだのです。
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/tvwars/interview/20060217005342.shtml
日経ビジネスのサイトなんで真面目な取材です。
にもかかわらず、いつもと同じ調子で答えてしまう角川春樹。
「ところかまわず」と言う言葉が思う浮かぶのです。
いや、この人的には真面目に答えてるんですけどね。以下の部分だって真面目に話しているんです。
角川 この間までは、日本の地震を止めることに命を懸けていた。それで止めたんだよ。
――いつ?
角川 昨年の7月7日です。止めるだけの能力を持っているからね。だからサイバー戦争になった時に、最も大きな力を発揮するのは私だろうね。荒唐無稽に聞こえるかもしれないけど、一つひとつ実績がある。この前の台風も東京を直撃するというので、迂回させたんだ。それで静岡を通って千葉に抜けた。
――地震を止めるというのは、どういう作業になるんですか。
角川 私の独特のやり方なんだ。45分ぐらいかかったかな。この時は、やれば自分が死ぬということを覚悟のうえでやった。
――相当のエネルギーを使うという意味ですか。
角川 そうじゃなくて、自分の命が取られるだろうと思った。人の能力で自然現象を止めちゃうんだよ。前もってこれから起きることを変えるわけだから、歴史の改造と同じなんだよ。俺は、日本文化のためだったら命を捨てても構わないんだ。
45分間の幻魔大戦!キース・エマーソンの曲が鳴り響きますよ。
繰り返しますが、これはムーではなく、日経ビジネスの記事ですよ。
まあ、この人は昔から誰かれ構わずこういうことを言ってる人ですけどね。
しかし、東京を救うのはいいけど、これじゃ千葉と静岡の立場ないよなあ。
この前になぜB級映画を量産したのかと言う話をしていて、来るべき衛星放送の時代に備えてのストック作りだったとかのくだりは、後付の正当化じゃないかなんて思ったりもしますが、考えすぎでしょう。
やっぱ春樹は面白いなあ。突飛さでは奥崎謙三には敵わないのですが、個人レベルの活動だった奥崎謙三に比べ、この人会社の社長ですからね。
この手の人は遠目には面白いけど、近くにいたら迷惑なタイプ。これ以上身近になっては困る。
なので、派手にかまして欲しいけど、こういうタイプにこれ以上の権力持たしちゃイカンですね。
あと、この手の人の共通点として、本人の派手さにに比べ、送り出すものは微妙なものが多いってのがあります。
「男たちの大和」(結局観てない)はヒットしたけど、「天と地と」の脱力感といったらなかったですからね。
角川春樹関連は春樹自身が一番面白いってことですね。
追記
で、世間ではどういう扱いなのか、気になったんでここを見てみたのです。
- 作者: 角川春樹
- 出版社/メーカー: イーストプレス
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- 作者: 康芳夫
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で、「この本を買った人はこんな本も買ってます」を見てみるとこうでした。
- 作者: 吉田豪
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