頭がポン！

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」が公開されたそうで。
観てえなあ。でも地元じゃまだ公開されてない。されたとしても短期間、変な時間の上映になりそう。
３、４月はいつも以上に勤務時間が変則的だから観れないかも。またもやレンタル待ちか。

ところでデヴィッド・クローネンバーグってカッコイイですよね。
漫画みたいに決まっております。キャラはもちろんインテリ殺人鬼。
絶対に人を殺してる。それもウギャーと叫びながらではなく、「実験だ」とか言いながら冷静に。
そんなイメージがあるんですね。あくまでイメージだけど。
そんなこと思ってたら「ミディアン」でホントにそんな役を演じてた。
昼は精神科医だけど、夜はコーンのジャケットアートみたいなマスク被って殺戮三昧。
「お前らの様な不潔な連中は、殺しても殺してもあふれ出てくる」みたいなこと言いながら人殺すんですよ。
ここ字幕ではこんなんだったけど、実際の台詞では「more more more more more ．．．」とブツブツ言い続けるのです。
やっぱ皆そう思ってたんだ！と納得の配役でしたね。
その上、「知的な皮被ってるけど要は変態」な映画ばっか作ってるもんだから言い訳ききませんや。

そんなクロちゃんが作るものと、ビートたけしが結びついた時は驚きましたね。
短い間だったけど、たけしがやっていた「スキャナーズ！頭がポン」ですよ。
今でこそ、たけしとクローネンバーグの組み合せに違和感ないけど、昔は「え、たけちゃん「スキャナーズ」なんて観るんだ」と思ったもんです。
ＳＦとかホラーなんて無縁の人だと思ってましたからね。この驚き、高嶋政宏のパンク好きを知った時と同じものです。
当時、唯一「スキャナーズ」とかが通じる友人と「頭がポン」を真似してましたね。
元ネタがマイナーな上に、結局流行らなかったギャグなんで、その友人以外からは「なにやってんだ？」って扱いでしたね。
現在ではさらに厳しい状況となっております。