またもや確信

鉄腕アトム」の「地上(史上)最大のロボット」を読んだのです。
言わずと知れた「PLUTO」のオリジナルです。
これ読むと「キン肉マン」のバッファローマンは、かなりプルートウに影響されたキャラなんじゃないかって思いますね。
長い2本の角、100万馬力の巨体、回転と竜巻がプルートウの特徴ですが、これらはバッファローマンのロングホーン、1000万パワー、ハリケーンミキサーに通じるものがあります。
本来は悪い奴ではないってのも共通している。
両者共に最終的には改心して死んでしまうし。バッファローマンは甦るけど。


ストーリーの感想を言うと、とにかく展開が早い。
これ9体ものロボット*1が出て戦うにも関わらず、200ページにも満たないんです。
今なら単行本5冊はかける話でしょう。「PLUTO」がまさにそんな感じだし。
昔の漫画はそんなもんってのもあるだろうけど、ここまで早いとカットされてる部分あるんじゃないの?と思ったのです。
で、調べてみるとチョットだけありましたね。ほんの少しですけど。こちらによれば、ゲジヒトのエピソードが少し削られているようです。
しかし「PLUTO」では渋く決めてるゲジヒトも、元来は確信チンキャラだったとは。
ヘソのあたりのキャノン砲ってなんだよ。ヘソそのものじゃなくて、あたりってことはやっぱアレか。
それをウランに見せる(御開帳!)っておおらかなのにも程がある。そりゃカットもされるわ。
手塚治虫も妙なところで仕掛けてきますね。さすが神様と呼ばれる男。油断も隙もあったもんじゃないぜ。

*1:ウランも含めれば10体