いるにはいる

昨日の日記書いて以来、「魁!!男塾」を猛烈に読みたくなっけど、人に貸したまんまなんで手元にない。
なので以下全て記憶のみが頼りです。


男塾ってとにかく女ッ気のない漫画です。
ジャンプのバトルものだということを考慮しても、とにかく少ない。
同時期のバトルもの、例えば「北斗の拳」だって、何だかんだで女性キャラが絡んできますからね。
男塾の、背景ではなくストーリーに絡んできた女性キャラがいかに少ないか。登場した女性キャラを挙げてみましょう。
まず序盤。
・富樫をダマしたバアさん
・ディスコにいた女子大生
こんだけ!序盤はシャバが舞台なので、比較的女性キャラを出しやすい環境だったのに、たったの2人ですよ。それに女子大生にいたってはストーリーに絡んだと見るべきかも微妙ですよ。
それ以降、筋肉男しかいない女性飢餓状態が延々と続きます。
それがやっと打破されるのは七牙冥界闘シリーズの神拳寺篇です。長かった!
出てきた女性キャラは2人。
・仁蔣
・春蘭
たった2人とは言え、これまでまるで出てこなかったことを考えれば奇跡に近い。
しかしこの2人だって微妙です。
仁蔣は外見は完全に男。男としてして登場し、実は女だったってキャラですから。
作中それに気が付いたのは伊達臣人だけだし。「あの仁蔣が女だったなんて...!!」とか言われてるし。
それに仁蔣が女だって分かった、つまり女性キャラとして扱われたのって、10ページにも満たないんです。
春蘭は普通の女性キャラです。
拳皇の妻であり、王大人が密かに思いを寄せていたってキャラですから、これを微妙扱いは失礼かもしれない。
でも、その姿がオカマにしか見えないんですよ!
宮下あきらも長いこと女書いてなかったから、書き方忘れちゃったんでしょうかね。
そういえば「曉!!男塾」に民明書房ネタで「王華摩(おうかま)」ってありましたね。オカマの語源は王華摩*1だそうです。
以上振り返ってみましたが、女性キャラは4人!しかも微妙なものばかり。
これ「ゴルゴ13が何回笑ったのか?」と同じレベルの話ですよ。


さて、女ッ気なしの男塾ですが、読む側はどうだったのかと言えば、やっぱり少ない。
でもいるにはいるんですよ。
昔のジャンプコミックスって巻末にファンレターが掲載されてましたが、そこにたま〜にだけど女の子の投稿も載っていたんです。
ミーラクル!でも「激!!極虎一家」にすら女の子からファンレターがあった(学帽の政ファンとのこと)のだから不思議じゃないのか。

*1:民明書房刊「実用中国拳法 これでアナタも嫁いらず」より