サバイバー

知らなかったけど、「パラダイス・ロスト」のDVD出てたんですね。
ミルトンでも渡辺淳一でも仮面ライダー555でもなくて、ウェストメンフィス3のやつ。
いつの間に出てたんだよ...え、8月?急がねば在庫が。慌てて手配しました。
ウェストメンフィス3といえば、「ヒステリック・サバイバー」を思い出す。

ヒステリック・サバイバー

ヒステリック・サバイバー

というワケで読み返していたんです。
先月の初めに読んでたんですが、これがオレ達の弱点をブスブス突いてくるお話で。
感想書こうかなと思ったけど、いろんなものがブワァーと出てきて無理でした。
しかし柔道部主将のの川口はイイですナ。
運動部とアウトサイダーの対立なんて、ちょっと考えれば無意味なものであるってことを示すキャラなんですが、この時使われる小道具が絶妙でして。
三国志アフタヌーンニュータイプなんですよ。いたよ、運動部だけどこの辺を愛好してるやつ。オレもそうだった。
まあ、川口みたいに立派な考えは持ってなかったんで、そこは違うけど。
特にニュータイプがガツンときましたね。オレ創刊から数年読んでたもん。ガンダムの記事が読みたくてねえ。
今はどうか知らないけど、昔はニュータイプといえばアニメはガンダムばっかで。御用雑誌かってくらい。
「ファイブ・スター・ストーリーズ」もお目当てでした。
ところで「アニメは」とワザワザと言うのは、それ以外の記事がアニメ誌にしては異常なくらい載ってたんです。
それは映画。SF・ホラー映画の記事が「何故?」ってくらい載ってたんです。
それは他でもあることだよと言われるかもしれないけど、でもアニメ誌で東京国際ファンタスティック映画祭の特集をやるかって話なんです。
それもカラーで6ページくらいですよ。「フェノミナ」「エルム街の悪夢」「レイザーバック」「XYZマーダーズ」とかですよ。
当時はSFXブームだったし、SF・ホラーはアニメ誌と親和性はあるけど、ここまでってのは異常でしょう。
これはオレが読んでる間は続いてまして、その後もファンタのフォローはやっていたんです。
ヘルレイザー」「ロボコップ」「エル・トポ」を初めて知ったのは、ニュータイプを読んでだったもんな。
あと、これはさすがにモノクロだったけど、毎月海外のSF・ホラー映画の情報を紹介するページもありました。
バタリアン」を日本公開前(「リターン・オブ・ザ・リビングデッド」表記)に紹介したり、「猿の惑星」リメイクの第一報を紹介してたりとか。あのころは監督・キャストも未定だったけど、まさか実現に10年以上かかるとは思わなかった。
ダン・オバノンとかジョン・カーペンターとかロブ・ボッディンとかトム・サビーニとかの名前が、毎月のように載ってたんですよ。
香港映画もフォローしてて、ツイ・ハークについて、けっこう長い文章載ってたりしましたね。


えーと何の話してたんだっけ。あ、「ヒステリック・サバイバー」だ。
前もこんな風になってんだよな。イロイロ出てきちゃって、まったくまとまらないの。
枝葉の、それも一部にだけ触れたけど、本筋も面白かったんです。でなきゃ再読はしないですよ。
さすが深町秋生というか、バイオレンスの部分も相当なもんだし、暗くてネットリとしたもの出てくる。
でも、前向きなんですよ。
オレは前向きなんて言葉目にしたら「大腸直送下痢便攻撃を食らえ」と思う人間ですけど、こういう形で示されると受け入れられますね。