表紙絵無残

本屋に行ってですね、新書コーナーを眺めてたんですよ。
いわゆるライトノベルのすぐ近くに落合信彦があったりで、ギョっとする一方でなんとなく納得したりしてたんです。
落合信彦と言えば、前にこの人「ジョークでさらば20世紀」って本を出してまして、ノビーのジョークでオサラバしなきゃいけないんなら、オレは一生20世紀でいいやと思ったもんです。
ライトノベルの方を見ると、「刀語」と書いて「カタナガタリ」とカタカナで読ませる本があったんですね。
ダサさに絶句したけど、ギャグでワザとやってるかも知れないから迂闊なこと言えんです。
そういう中に、以前見たことある表紙絵を見つけたんですね。
京極夏彦の「ル=ガルー/忌避すべき狼」と同じ作家が書いたやつを。小岐須雅之の絵です。
ひょっとして「ル=ガルー」の続編出たか?と思ってよく見たら魔獣狩りとある。
見間違いかと思ったけど、夢枕獏とあるし、第1章も「女体暗黒際」とあり、間違いなく「魔獣狩り」でした。

この絵を否定する気は全くないです。つうか、小岐須雅之のサイトを見ると、こりゃイイね!と思うくらいです。
別に萌え萌えした絵でもない。でも、「魔獣狩り」にコレかよ。
しかもライトノベルの棚にあったんですよ。
たしかに獏先生はソノラマ文庫で書いてるし、「キマイラ・吼」は少なくと中盤まではライトノベルかもしれん。
しかし「魔獣狩り」は大人向け作品だし、その中でも特にギラギラドロドロしてるものですよ。
いきなり悪党同士のケダモノセックスの場面から始まるような話ですよ。その後も邪教崇拝で首チョンパだし。
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20070307
こちらのエントリ読んだ時は、ワハハ、そういうことあるよねって他人事だったけど、今度はオレに降りかかってきたよ。
こうなると、不幸な出会いを期待するね。
まあキレイな表紙、知らない人だけどラノベ好きだし読んでみよう♪
そんな期待も蓮王母(色情狂)の「そのマムシをつっこんどくれよ!」で粉砕ですよ。
不幸になるとは限らないですがね。読んでみたら面白いじゃん!となる可能性もある。実際面白い話だし。
いや、もういっそ萌え絵でもいいか。それも「キマイラ・吼」とかじゃなくて「黄金宮」を。
表紙絵は涼宮ナンタラと同じなんだけど、サブタイトルは「勃起仏編」
それはそれで支持されるかも。