タブ・フーパ−の「電動のこぎり大虐殺」

悪魔のいけにえ」が届いたんで、それ観てました。気がついたら台風すぎてたよ。

まずは本編が収録されてる1枚目。
観るのは10年ぶりか、下手したらもっと前なので細かい部分を忘れてることがよく分かりました。
冒頭の荒らされた墓場の場面なんて完全に忘れてたよ。字幕の後、すぐに犠牲者御一行の場面にいくと思ってた。
それと今回気付いたのは、レザーフェイスって本編でも「キレイ顔」のマスク着けてたんですね。
その存在は知ってたけど、使用はされなかったと思ってたんですよ。夕食会以降はずっとキレイ顔だったんだ。
前に観たのはビデオで、しかもレンタル店で酷使されたであろう古いものだったせいか、画像が大変悪かったから、それで気付かなかったのかな。


次、ボーナス映像が収録されてる2枚目。
出演者等にインビューしたドキュメンタリー「Flesh Wounds」、ガンナー・ハンセンによりソーヤーハウスの御宅拝見、アウトテイク集などが収録。
アウトテイク集は、たしかにカットするよなって場面ばかり。
例えばマリリン・バーンズがガソリンスタンドに逃げ込む場面。本編では逃げ込んで、そのまま話が進む。
未使用カットでは、悔しそうな身振りで外をうろつくレザーフェイスの姿が写されるんですね。店内覗き込んだりして。これ入れたらテンポ悪くなるよなあ。カットして正解。
でも、レザーフェイスがキレイ顔マスクで化粧する場面は入れても良かったんじゃないか。テンポ悪くなるし、無くてもイイじゃんと言われりゃそうだけど。
「Flesh Wounds」にはホラーファンのイベントの場面があるんですけど、この手の場所では必ず目にするトム・サヴィーニが当然のように出てきます。


そして目玉の3枚目!日本語吹替え版収録。
ヒッチハイカー役が青野武。これだけでも観る価値ありますよ。
しかし吹替えになると、見事なまでに12チャン映画になりますね。いや、12チャンの「火曜洋画劇場」でのものを元にしてるんだから、当たり前といえばそうなんだけど。
「テキサス大恐怖/殺戮チェーンソーが迫る」なんてサブタイトルまで着けちゃってさあ。いや、大正解だけど。
テロップも入るワケですよ。主演とか監督とか。
で、主演にマリリン・バーンズが書かれるのは当然だけど、その次にくるのがジョン・デュガン。この2人だけ。
ジョン・デュガン?ああ、「おじいちゃん」か!なんでまたこの人を。ガンナー・ハンセンは無視なのに。
監督はトブ・フーパー。一瞬誰のことか分からなかった。この頃はトビー・フーパー(TOBE HOOPER)をこう表記してたのね。
ちなみに、BOXに同封されてる、公開当時のパンフレットを再現したものにはタブ・フーパーと書いてあります。
話が始まると、「5人の若者は、夏休みを利用し、気ままな度を続けていた」という解説テロップが入るんです。
親切ですね。これがはっちゃけると、「ゾンビ」の「惑星イオスの爆発により...」になるんでしょうね。
で、フランクリン登場。車椅子のアンちゃん。役名と役者名のテロップが入る。まあ、ここまでは普通。
でもフランクリンの名前の前に「リーダー格の」と入るんですよ。フランクリンが?バカな!いや「これぞ12チャン!」
ちなみに山口県在住のオレが12チャンがどうこう言うのは、経験はしてるんですよ。東京12チャンネル。
4才までは東京にいたのと、母方の実家が埼玉県鶴ヶ島市にあって、夏休みにはよく行ってたんですが、そこで12チャン見れたんですよ。電波届いたんでしょうね。
そこで観ましたよ。「ショック!生きていた怪獣ガーゴイルズ」とか「アトランティス/7つの海底都市」とか。
久しぶりに「悪魔のいけにえ」を観れた上に、12チャン風味まで味わえるとは。買って良かった。


いやあ堪能したなあ。
まだトビー・フーパーらスタッフと、ガンナー・ハンセンら出演者によるオーディオコメンタリーを聴いてないんです。
この上まだお楽しみがあるんだから、買って良かった。