5年ぶりだよ邦衛さん!

ただいま20:40分。世間の皆さんは、今テレビで何を観てるんだろう?
もちろん田中邦衛が5年ぶりに主演をはるドラマ「鯨とメダカ」だよな!
ファーストシーンからクルーザーの上でたたずむ田中邦衛
社長を解任されて落ち込む田中邦衛
中学生の女の子と不器用な会話を交わす邦衛。
八千草薫にペース乱されまくりの那衛(お客としてきたのに、いつの間にか店を手伝わされちゃう)。
始まっていきなりフルスロットルですよ。
さあ、続き観ねえとな!


で、現在22:00。
観終わった。終わってみると。かなり苦手とする世界だったんですよ。
それでも最後まで観たのは、やはり田中邦衛の存在ゆえ。
こう言うと、いかにも30代半ばの人間がやりそうな「邦衛面白がり」と言われそうですよ。
たしかにその気があるのは否定できん。
オレ世代だと石橋貴明のモノマネが刷り込まれてるし、それ以上ナンシー関のコラムがあったから。
もちろん「仁義なき戦い」シリーズもありますがね。「新・仁義〜」の手旗信号は最高だった。
そういったものはあるんでニュートラルな意見とは言いがたいけど、やっぱ邦衛は面白かった。
逆に言えば、邦衛がいなきゃ絶対に最後までは観なかったってことでもあります。
那衛というウェザリングがなかったら、このガッチガチの善意とベッタベタの空気に辟易していたところですよ。
「ええ話」自体は嫌いじゃないんですよ。ただ、そこに一味加えてもらわんとつらい。
調味料は砂糖だけ!てなものは勘弁してくれ、みりんや塩も使ってよってことですよ。
マニアとか捻くれ者とか、こういう言葉で括られる層(オレ含む)も実は「ええ話」は否定しない。
味付けに砂糖だけ、それもドラム缶一本丸呑みてなもんを嫌ってるだけで。
ドラム缶どころかタンカー!サラダ油じゃなくて重油!までいけば話は別だけど、そこまでいくと、やっぱマニアだけの担当物件になっちゃうからさあ。


そんなマニアのイメージ画像。


そういう意味で、今回の「鯨とメダカ」はなんとかOKでした。
そして今日の話を考えていたら、なぜオレがああっ女神さまっ」が嫌いなのか理由がハッキリしましたよ。