青春の決着
絶賛公開中の「ランボー/最後の戦場」ですが、早く観たい!
いつも読んでる界隈でも、軒並み高評価。これは強引にでもタイミング合わせないと。
そのいつも読んでるところのうち、この人の文章を読んで思い出したんですよ。
http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20080525
オレが学生の頃「お前はスタ派かシュワ派か?」という問いは日常的なものだったんですよ。
この問いで、最初にお題として選ばれた作品は「ランボー/怒りの脱出」と「コマンドー」。
オレは完全に「コマンドー」派でした。
単純に面白かったってのもあるけど、大味な「怒りの脱出」への不満からそうなったというのもありましたね。
ランボーって、1作目では素朴かつトンチの利いたファイトスタイルで楽しませてくれたじゃないですか。
そのスタイルは、使い捨てにされた男という人物描写にも直結してたし。
そういうものが2作目になるとない、あっても目に付かない程度に減少しちゃってた。
そうなると、最初から理屈のなさは原始人クラスっていう「コマンドー」を支持するんですよ。
ただ、これはこの2作を比較した時の話で「スタローンなんてよ」とは言えなかったんですよ。
なにしろ「ロッキー」があるし「勝利への脱出」(テレビで観た)も好きだったから。
そういう風に以前の出演作までさかのぼると、今度はシュワには「ターミネーター」があるぜ!という話になる。
議論の余地は山ほどあり、結論なんて出せなかった。問いに終わりはなかったんです。
それから時は過ぎ、スタとシュワの両者が*1日本でもスターとなりました。
やはり結論を出せないオレたちに突きつけられたのもは「コブラ」と「ゴリラ」でした。
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だってね、両方ともつまらないから。テレビで観るならともかく、金払う気はまず起こらない。
両方って「コブラ」にはブリジット・ニールセンがいるじゃないか!
そう言われるかもしれないけど、それはニールセンの良し悪しの話でシュワorスタには関係ない話だし、だいいちニールセンについて考えるなら、観るべきは「レッドソニア」に決まってるじゃないか!
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そして、もうこのことについて考えるのをやめました。スタもシュワもどうでもイイと。
その後「デモリションマン」とか「レッドブル」とかを観てたけど、もう悩むような問題ではなくなってたんです。
これは思春期が終わったということかもしれない。
当時のオレたちにとって、スタかシュワかというのは、その一要素となるくらい普遍的な問題だったんですよ。
25歳以下の人には、「バカじゃねえーか」と言われるような話かもしれないですがね。
違う形でイロイロあるだろうから、それで分かってもらえるかな?
「お前はヴァンダム派かセガール派か?」
「マリオ・ヴァン・ピープルズとウェズリー・スナイプス、そのどちらにつくのか?」
「渡辺謙にあれこれ言う前に、ケイリー=ヒロユキ・タガワに目を向けるべきでは?」
「あ、マーク・ダカスコスについて何も考えないのは、あまりに不誠実じゃないか?」
こんな風に、若い人には若い人なりの葛藤があるはずだから。
こういった思いを全て含めて、「ランボー/最後の戦場」が観たい。
ついでに、かって人間核弾頭と呼ばれた男ドルフ・ラングレンも、こういう派手な舞台が用意されて欲しい。
*1:スタローンだけなら前から「ロッキー」でスターだった。