ゼロ年代ベストテン

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20091108
イロイロ考えたけど、考えれば考えるほど深みにはまるんですね。
アレもコレもとか、あの撲殺シーンは良かったねってところから鈍器使用の歴史ってどうなんだとか脇道にそれたり。
だからもうこれで決まり。明日には変わるかもしれんがそれもヨシ。


1位 『キル・ビルVol.1』
『Vol.2』も良かったけど、何回も観たのは1作目。
マトリックス』を観た時に、もうオレらが冗談にする余地なくなっちゃったねと言ってたもんです。
何故かカンフーとか、どうしてもジョン・ウーとか。そういうの全部が大ヒット作でやられてしまったから。
さらにこの作品が出てきたおかげで、もう根こそぎ無くなった気がしますね。


2位 『宇宙戦争
怪獣が好きなら絶対に外せない作品。スピルバーグが真っ向勝負で挑んだ大怪獣映画。
こんな傑作ができるのに、なんで『トランスフォーマー』をベイに任せるんだよ。


3位 『レスラー』
オレの中にあったプロレスへの蔑視を浮かびあがらせた作品。
熱狂的ファンではなくとも、少なくともレスラーの味方であると思っていたのに。痛い部分をザックザク突かれた。
動揺したって点でなら、ここ10年で一番の作品です。


4位 『リベリオン
タイトルよりガン=カタといった方が通じるこの作品、たしかに『マトリックス』の亜流作品ではある。
しかし、今となっては後続への影響は絶対に本作の方がでかい。特にゲーム方面でそれを感じる。
ベヨネッタ』見た時も「バカセクシーがガン=カタやってる」って思ったもんです。


5位 『マッハ!!!!!!!!!』
とにかくビックリした映画。
冒頭の木登り合戦の時点で絶句。たしかに「やればできる!」かもしれんけど、これはチト狂ってる。
そしてあの「ハヌマーンの国」の映画ってイメージから、少しも外れない内容であることに、またもや絶句。


6位 『少林サッカー
笑い、燃え上がる作品。
アニメだとごく普通のことも、実写であると物凄く異様な状況だってのがよく分かる。
これも何度も観た映画ですね。


7位『極道恐怖大劇場 牛頭』
「ヤクザ犬」「ヤクザカー」とイイ言葉が連発。最後の「ポン!」も良かった。
これを観た後、オレは名古屋人に会うと必ず「名古屋じゃコーヒーのおまけに茶碗蒸しが付くってホント?」と聞きます。
ちなみには、今のところ4割は「そうだよ。よく知ってるね」と言いました。


8位 『華氏911
プロパガンダじゃねえか!って指摘はごもっとも。オレもそこはダメだと思う。
でも、あの04年のアメリカ大統領選挙の最中、真っ向勝負したのって映画じゃコレくらいじゃないの。
あの時って「オレは一味違う」と思ってる層が一味違うイメージを保とうとチマチマやってたじゃないですか。
政治にゃキョーミない!と言いながらずっとへばりついたり、ちょいとニヒリスト気取ってみたり。
そんな中で迫力が違いましたわい。


9位 『グエムル/漢江の怪物』
怪獣映画のスキを突いてくるような内容に、ほのぼのとしつつもドライな雰囲気が相まって実に不思議な映画でした。
この作品を観た時に「ああ、韓国映画界ってホントにレベル高いんだな」と実感しましたね。
それはこの前に観た『チェイサー』でさらに強くなりました。


10位 『ロード・オブ・ザ・リング/2つの塔』
ヘルム峡谷での戦いが素晴らしかった。
「オウ!オウ!」と蛮声あげながら進軍するアイゼンガルド軍のカッチョイイこと。
蛇の舌グリマも思わず涙してたが、それも納得。
「死ねワリャアアア!」と大暴れするエント(巨大木人拳)にも大興奮。
エコロジー描写って、ああスタイルでいくべきと思う。リブ・タイラーもそう言ってたし。


おう、10作だと思ってるそばから『チャーリーズ・エンジェル』とか『回路』とか...やっぱきりがない。
『ブッラクブック』に『ブレイド2』...もうやめ!明日も仕事だし、素敵な気分で眠りにつきます。