デルモンテ

イロイロあって明日からしばらくネットが使えなくなるため、オレはネット食いだめをしておりました。
で、これ聴きました。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2008/07/da726.html

"町山智浩高橋ヨシキ平山夢明"
三大野獣を迎えての放課後DA★話・特別編!!!

こうあるけど実際には平山夢明の独演会。他の人は相づちするだけの、うなづきトリオみたいなありさま。
お題は一応『崖の上のポニョ』だけど、平山夢明はポニョを観ていない。
なのでテキトーなことばかり言っておりました。観ていても結果は同じだったろうけど。
「崖の上ってのが、そもそも上から見下ろしてる」
「ポニョが動けないよう、動けないようって言ってるんでしょ?」
「ポニョは変身するの?合体するの?頭は何個あるの?」
「動けないよう」には大爆笑。突拍子もないの上に、ものすごく不吉な言葉がポンと出るのはさすがですよ。
また、ポニョは宮崎駿の不自由さが現れてると言い切る。
ホントはもっと自由に、アナーキーな作品作りをしたいのに、金でガンジ絡めにされて何もできない。
で、なんとか残した作家性がポニョっていうふざけたタイトルだけだった...平山先生は言うわけですよ。
ココも大笑いしたけど、ありそうな話ではあります。
レビューを見てまわると、宮崎駿が好き勝手やった作品らしい(オレはまだ未見)けど、たしかにあれだけの金が動く物件、そうそう自由はきかないんじゃねえか?という気はする。
1千万もあれば殺人の動機になり得ますからね。そこに何十億と動く世界ですから。
まあ、平山夢明はテキトーなこと言ってるだけですけど。
この人いつもこうですよ。前に京極夏彦ネットラジオに出演したときもこんなんだった。


平山夢明といえば、デルモンテ平山としても有名な人です。
番組中でも紹介されてるんですが、デルモンテ名義の映画レビューも酷かった。いや、凄かった。
内容をどうこう以前にタイトルすら押さえてないレビューばかり。
これはあんまりだと思ったのが、あるマラソンの映画(と思われる)を紹介したときですよ。
太った男がイロイロあってマラソンに出場することになった。
フーフーいいながら走るデブに、ギャラリーは「死ね!死ね!」と罵声を浴びせる。
その映画のタイトルが『おいおいオレがやるのかよ』。
これ絶対にそんな映画じゃないんですよ。タイトルもウソに決まってるし、存在するかも怪しいもんだ。


「こんな風に喋る・書くことができたらイイなあ」と思う人が何人かいるんですが、その筆頭がデルモンテ平山であります。
こんなこと言う人って、いったいどんな顔してんだろ?と思ってたら普通の人なんだよな。

まあ、凄い人ってのは、案外普通の顔してるもんかもしれんけど。